ニューブルートレインの登場

ニューブルートレインの登場

1970年、日本万国博覧会(いわゆる「大阪万博」)の開催に伴う輸送力確保のため、座席車として12系が製造される。この車両は、従来の10系までの車両とは異なり、室内の冷暖房用として大容量のディーゼル発電機を採用したが、臨時列車や団体専用列車に充当される前提のため、電源車を用いる20系と異なり、編成中の緩急車から供給する分散電源方式を採用した。
また当時、既に20系以外の一部客車の塗色にも青15号の車両が存在したことへの差別化と、新幹線連絡のイメージから、0系電車と同じ、より鮮やかな青(青20号)の地色に、アイボリーホワイト(クリーム10号)の二条の帯とした。